真っ直ぐ
茨城県潮来の近くにあるゴルフ場の池越えショートホールにテーグランドからグリーンへ
行くのに人生の並木道となずけられた道がまっすぐで植木が左右整然と均等に植えられて
いる所がある。
何度か行ったことがあるが何時もそこを渡る度に嫌だなーと感じていた。
私の人生はこんなもんではない。
こんなに真っ直ぐに成らない。何時もうねっている。何時も曲がっている。
大体が画用紙に直線を描くことも苦手である。 ボールをキャチャーに投げるのも苦手である。
何時も右か左にわずかばかり逸れる。ボールを捕るのもうまくいかない。
何故かよく分からない。
最近左目の視力がゼロになった。片目歩行である。歩くにも真っ直ぐでなくなった。
杖をついて左右を確かめつつ歩く。体の中心が揺れている。
何かにつかまっていないと安心できない。
小学校3年生のころ学校の裏で写真をクラス全員で撮った時何処で拾ったか長い棒を手にして
写っていた。 そうか若いころからそうだったのか。
私は一体どうなっているのだろう。生まれながらの交換神経障害症であったのか。
完
鍋島卓 作 1月3日2004年